グリーフ/遺族ケア 本格稼働
人命の儚さと尊さを考えさせられる日々が続いています。ウクライナへのロシア侵攻、東日本大震災から12年、コロナ感染症国内発生から2年。災害関連死や戦争犠牲者、本人の無念さはもとより、残された人の心には、理不尽さへの怒りや納得できない悲しみが続いて行くことになります。
日常での離別は病気、事故、自死などさまざまですが、ご遺族の後悔や自責の念、思慕の想いが入り混じった悲嘆(グリーフ)の苦しさは計り知れないものと思われます。その日から人生が変わってしまったような、自分が自分でないような感覚が自覚されるなど、グリーフからの回復プロセスが前途多難のように感じられたり、励ましのように掛けられた言葉に傷ついてしまうこともあるでしょう。大切な方との離別をゆっくり無理なく受容して頂けるよう共に歩いて行きたいと考えています。
♡その作業は、たとえば陶器のひび割れを繋ぎ合わせる「金つぎ」のように、金で修復された傷の部分が美しい姿となって新たな輝きを放つ、あるいは、PTG(ポスト・トラウマティック・グロース:外傷後成長)を得て行く、そうした未来の姿を描きながらの地道なプロセスにも例えられます。
♡コロナ禍の医療従事者として自身が精神的な喪失を経験した2021年5月から、グリーフケアの学びを深めて半年、11月に専門資格取得を経て、グリーフケアサービスを本格稼働いたしました。
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