利他の心
京セラ創業者稲盛和夫氏の訃報。20年程前、初めて「利他の心」という言葉を聞き、心が動いたことが思い出されます。人としてビジネスマンとして必要な心得を学びました。当時「盛和塾」縁者の方と稲盛氏の講演を聴く機会がありましたが、ご自身の生い立ち~大変なご苦労、成功の足跡を丁寧にお話し下さいました。
KDDI大規模通信障害は記憶に新しいですが、高橋社長の記者会見は謙虚かつ誠意あるものと個人的には印象を持てたことから、それを稲盛氏のDNAかと結び付けて理解していました。
JAL123便の御巣鷹山墜落事故は、私自身が長野へ家族旅行中にニュースで知ったことで、鮮明に記憶に残っています。その後、映画「沈まぬ太陽」も鑑賞しましたが、JALの「奢り体質」が浮き彫りになっていました。経営破綻に陥ったJALの「奢り体質」へ真逆の精神を吹き込んだ稲盛氏、その経営手腕により見事にJALは生まれ変わりました。松下幸之助氏に並び称せられる偉大な経営者を失った激震が日本中を駆け巡りました。