復職支援にリワーク活用(愛知障害者職業センター)
2018年1月19日、愛知障害者職業センターへ行ってきました。休職者の復職支援には「リワーク」サービスの利用が有効です。雇用保険適応事業所に在職中の休職者が利用でき、事業主・主治医との連携のもとサポートが受けられます(利用は無料)。大まかには次のような流れで復職を目指します。「説明会予約→説明会参加→個別面談→利用申込→トライアル→本プログラム12~16週間→報告会(中間・最終)→主治医・産業医・事業主・EAP等で検討して復職判断→復職へ」
休み始めは仕事から離れ主治医の処方を受けながら休養期間を過ごし、段階に応じて主治医とリワークの利用時期を検討します。リワーク開始直後は生活リズムを整えることから始め、リラクセーション~グループワークなど復職に必要なプログラム参加へと進みます。同じ経験を共有できる仲間と共に取り組む、そうした集団の力も大きいようです(リワーク終了後一年は月1回の意見交換会にも参加でき、復職後の悩みなど話せる場となっています)。
リワーク利用の目的は、本人自身が休職に至った要因を理解し、不調となった際の自分自身とは違う、新たな考えや行動ができるようになって復職を果たすことです。リワークプログラム開始から終了までの間も主治医との治療は継続し、臨床心理士によるカウンセリングを並行することもあります。
この10数年、復職支援のためのリワーク活用はかなり浸透し、復職後の再発防止に役立っています。
愛知障害者職業センターは名古屋市営地下鉄「伏見駅」10番出口からすぐです。