「心の病」10~20代で急増 生産性本部が調査(産経ニュース抜粋)

日本生産性本部がこのほど企業への聞き取りでまとめたメンタルヘルス調査によると、前回調査(平成26年)に比べ、心の病が10~20代で急増していることが分かった。前回同様に30代、40代がそれぞれ3割超を占めているが、10~20代も27・9%に達しており、心の病が各世代共通の課題であることが明らかになった。

調査は企業が自社で最も心の病が多い年代を回答。10~20代は前回調査では18%程度だったが、今回、10ポイント近く上昇した。同本部は「働き盛りの30代は仕事の責任が重くなる一方で管理職になれないケースも多く、『責任と権限のアンバランス』が生じている。それが10~20代にも広がった」と分析している。

また政府が27年12月から企業に導入を義務づけたストレスチェック制度の実施率は90%と高かった。ただし実施企業からは集団分析結果の活用の仕方やストレスが高い従業員への面会以外のフォローが課題だという回答も目立った。

メンタルヘルス調査は14年から隔年で実施している。今回はストレスチェック制度の効果を分析するため実施を1年ずらし、今年の7~9月に実施した。有効回答は221社。(ここまで産経ニュース抜粋)

♡10~20代が明らかな増加、H24に激減以降ほぼ横ばい傾向できている30代を上回った40代は微増が続いています。今回調査では、ほぼ三世代(10~20代/30代/40代)が30%前後で横並びに近づく傾向が見られます。二年後の次回調査でも30代だけがこのまま減少傾向が続けば、あらたな見解が生まれてきそうです。