発達障害サバイバルガイド ダイアモンド社

インパクトのあるタイトルです。漫画を読んでいるような面白さでした。著者(借金玉さん)は発達障害(ADHD+ASD)と双極性障害の診断を受けておられます。東京の有名私立大学を卒業して大手銀行へ就職するも退職、壮絶なご苦労の歴史から発信されたメッセージは、同じ経験を持つ人々のみならず、働く人のメンタルヘルスに携わる立場にも具体的で多くの学びがありました。
最終章の『不安は未来への意志がそこにあることを示すものです。不安であることは正しいのです。「成功」によって不安を消すことはできない。「死ねばいいや」をやめて不安を「背負って」生きよう!』、こころに沁みる言葉でした。