アンガーマネジメント

貴ノ岩の暴力報道がされています。昨年は日馬富士の暴行による被害者だった貴ノ岩、その痛みを知っているはずの人がなぜ?という声が盛んに聞かれていますが、「アンガーマネジメントでは、怒りは連鎖し、高いところから低いところ(強いところから弱いところ)に向かって流れる」と定義しています。両者がモンゴル出身であり、怒りにも国民性があるのかもしれません。何よりも、貴ノ岩の心の中にくすぶり続けていたであろう、日馬富士への訴えを取り下げざるを得なかった不全感が付人のミスを引き金として暴発したのではないでしょうか。貴景勝の優勝という祝いごとから満ちれば欠けるという明暗も感じさせられます。